
The miracle stories on the Radio
『音蔵』 our favorite sounds
ラジオは、”音”と”音楽”と”言葉”でできています。
ともだちと音楽や言葉について話すことはあるけれど、”音のはなし”はあまりしていない気がします。そこで、みんなに好きな音をきいてみました。
「あなたの好きな音を3つ教えてください!」
What is your favorite sounds? Please let me know your best three!

石川篤史さん <会社員>
Atsushi Ishikawa
Recording date: 2015年7月31日
* 子どもたちの笑い声
* 寝てる時に聴こえてくるハープの音
* ぼーぼーと鳴く牛ガエルの声
「子どもたちの笑い声」は、いつでも自分を元気にしてくれる、元気の素です。「寝てる時に聴こえてくるハープの音」は、実は妻がハーピストなんです。休日の朝、まだ布団の中にいる時に、彼女が練習しているハープの音が聴こえてくると、雲の上にいるような、ふわ~っとしたしあわせな気持ちになります。3つめの「牛ガエルの声」は、実家の裏の池からよく聴こえてたんです。聴くとふるさとを思い出して、のんびりした気持ちになります。
*Atsushi's favorite sounds are children's laughter, his wife's playing harp music when he is in bed and listen on sunday and sound of bullfrogs croaking.

三枝克之さん <作家/ writer>
Katsuyuki Mieda
東京のレコード会社、京都の出版社を経て著作業に。2003年より沖縄在住。05年、宜野湾市に<CAFE UNIZON>オープン。企画編集作に『空の名前』シリーズ、著書に『月のオデッセイ』『旅のカケラ/パリ*コラージュ』など。雑誌『BRUTUS』『JTA機内誌Coralway』などで執筆。
Recording date: 2015年9月14日
* 沖縄の祭祀行事の古謡
原初のウタのあり方を耳にするようで、
何だか祖先と一体になったような幸福感・安心感を感じます。
* アカショウビンとサシバの鳴き声
沖縄ではアカショウビンの「キョロロロ〜」の声はウリズン(初夏)の訪れを告げます。そしてミーニシ(新北風)に乗って渡ってきたサシバの「ピックイーー」の声を聞くと、冬の始まりを感じます。沖縄の夏は、アカショウビンで始まり、サシバで終わる、それが我が家の沖縄暮らしでの季節感です。
* パリ、シャルル・ド・ゴール空港のアナウンス
初めて行った外国は、南フランスなのですが、実際にはそこまでの乗り継ぎミスで12時間以上滞在することになった、シャルル・ド・ゴール空港なのかもしれません。「ピョロロロロロロン!」の軽快な電子音で始まる「メダムゼメシュー〜」のアナウンスは、初めて触れた外国の音声として、印象深いです。

鳥口JOHNマサヤさん
Masaya JOHN Toriguchi <ベーシスト>
福岡出身のピアノトリオ風味堂のベーシスト。愛称はトリくん。2011年にはソロアルバム『音楽式コンプリートダム』をリリース。
オフィシャルHP:http://www.fumido.jp/
Recording date: 2015年9月18日
* キッチンで料理をしている音
* F1の音
* 俺の家のお風呂が沸いた時の音
「キッチンで料理をしている音」は、フライパンで炒めている音や天ぷらを揚げている音がいいです。それから、車のエンジン音とかバイクの音とか車関係は好きな音がいっぱいありますが、そのなかでも…というと「F1の音」が好きです。あのふぉーんという高い音がいいんです。「俺の家のお風呂が湧いた時の音」は、なんか優しいきもちになるメロディなんです。浴室と外のスピーカーから音が若干遅れて再生されるので、まるでU2のようなショートディレイみたく聴こえます。いいメロディだと思います。
Masaya JOHN Toriguchi is a professional bass player, he is a member of Fumido. He likes the sound of cooking in a kitchen, especially a sound of frying Tempura. He also likes the sound of F1 car races. He likes a melody of annoucement when the hotwater is full in his bathtub. It is a good melody.

梁木良支子さん
Yoshiko Yanaki
<グラフィックデザイナー>
靴メーカーの販売促進部、制作会社を経て現在は企業や行政関係、イベントの広報物デザイン、コンサートホールのグッズデザイン等を手掛けている。手を動かして何かを作ることが好きで仕事のかたわらグリーティングカード等のペーパーアイテムを作ったりもしている。
Recording date: 2015年9月25日
* 炭酸水の泡がプチプチはじける音
* 住宅街を歩いている時にどこかの家から聴こえてくるピアノの音
* NY マンハッタンの雑踏の音
「炭酸水の泡がプチプチはじける音」は、水辺の小さな生き物のささやき声のように感じます。「住宅街を歩いている時にどこかの家から聴こえてくるピアノの音」は幼い頃の記憶によるものでしょうか?! 好きなんです。「NY マンハッタンの雑踏の音」も大好きなのです。響き渡る車のクラクションと止むことのない雑踏のざわめき。常にエネルギーが渦巻いている「場」の力を感じて、いつ行ってもわくわくします。

大嶽直子さん <会社員>
Naoko Otake
「ラジオドラマが好きなんです!」とある日直子さんは言いました。でも好きなものはそれだけじゃなかった~!TVドラマ、映画、落語、マンガ、小説etc...なんでもござれの幅広い知識の持ち主!写真は彼女の本棚です。なるほどなぁとうなづく並びです。
Recording date: 2015年10月10日
* 山鳩の鳴き声
* 新年を迎えた時の東京湾の汽笛の音
* 目玉焼きを焼いている音
山鳩のホッホーという鳴き声は、聴いていると昼寝したくなります。好きですね。それから、毎年一月一日0時になると、東京湾の船がみんな汽笛を鳴らすんです。ぼ~っと響いてきれいです。それと「目玉焼きを焼いている音」は、自分で作っている時の音じゃなくて、誰かが作ってくれている時の音がいいです。「ありがとう!」って思います。

藤田優一さん <レポーター>
Yuichi Fujita
ラジオやテレビのレポーターをはじめ、イベントの司会や講演会、街に関しての連載多数。FMヨコハマ「THE BREEZE」の街角レポーターとして、神奈川県内の街のようすを「声」で伝え続け、リスナーから親しまれている。現在は同時間帯の新番組「Lovely day」でリポーターを務めている。
Recording date: 2015年10月6日
* 車内で聴く電車のつなぎ目の音
* 竹林などの葉づれの音
* 寄せては返す波の音
元々電車が好きでしたが、レポーターをやるようになって電車に乗る機会が増えました。もしかすると規則正しい”くりかえしの音”が好きなのかもしれません。波の音は聴いていると気持ちよくって眠くなります。できれば遠浅の青い海で穏やかなビーチがいいなぁ。ちなみに、音楽も好きな一部分だけくりかえしくりかえし飽きずに聴いたりしています。

松澤良昌さん <ラジオ評論家>
Yoshimasa Matsuzawa
昭和29年にラジオ東京(現在のTBSラジオ)に入社。以後、数々の名物番組を立ち上げ、育ててきたラジオ人。ギャラクシー賞や民放連ラジオ部門のコンクール審査員も務めた。現在もコミュニティFM、FMさがみの制作を担当している。
Recording date: 2015年10月23日
* 子供たちの登校時の可愛い話声
* 音楽「ハイケンスのセレナーデ」
* 風に乗って聞こえる遠い夜の小田急電車の通過音
私は「子供たちの元気で大きな話し声」に非常に心が癒されるのです。毎朝8時過ぎ、家の前を小学生が友達とお喋りしながら何人も通り過ぎて行きます。お喋りの内容は聞き取れませんが、その声を聞くたびに、なぜか心がなごみ癒されます。
ハイケンスのセレナーデは戦時中のラジオ「前線へ送る夕べ」の
テーマ曲でした。軍歌と国威高揚の勇ましい音楽が溢れていた時代にリリカルで心に響く美しい曲でした。昭和ひと桁生まれの多くの人々の心に強烈に残っているメロディです。篠田正浩監督の映画「少年時代」では疎開した少年の回想シーンに、この曲が流れていました。
風に乗って聞こえる小田急線の通過音は鶴川駅から北へ2キロほどの丘の上のわが家で時々、夜になると南風に乗って聞こえる音です。私には幻想的な音に聞こえます。私の銀河鉄道かも知れません。

遠山秀子さん < bookshop owner >
Hideko Toyama
東京、表参道の角にたたずむ書店&ギャラリー山陽堂の四代目。山陽堂は表参道で125年以上続く老舗の本屋さん。遠山さんは、"なりたい本屋"を目指し、日々精進されている素敵な女性です。ここには、都会にちょっと疲れたあなたの心に寄り添う一冊があります。ギャラリーも必見♪扉の先に新しい世界が待っています。
Recording date: 2016年6月8日
* ひぐらしの声
* 母のミシンの音
* まきのはぜる音
「ひぐらしの声」を聞くとなんとも気持ちがほぐれます。山小屋があるんですけど、ベランダでビールを飲みながらひぐらしの声を聞くのが幸せな時間です。表参道でも2年くらい前に聞こえてきたことがあって嬉しかったなぁ。「母のミシンの音」は…母はよくミシンを踏んでたんです。小学生の時の作文に「お母さんは魔法使いです」と書いたことがあります。朝起きると枕元にお洋服ができてたんですよ。当時からお店もやっていたのにね…。すごいなぁと思います。「まきのはぜる音」は、何もしなくてだらーんと山小屋で暖炉の火を見ているのが贅沢な時間なので。”なにかをしなければならない”ということがないのは…本当に幸せを感じます。

藤間敏之さん < >
Toshiyuki Fujima
横浜風の塾、事務局担当。
横浜をこよなく愛する人。
Recording date: 2016年6月14日
* 水の音
* 葉っぱがさやさやすれる音
* 蝉の声
蛇口を流れる音や小川の音などとにかく「水の音」が好きですね。「葉っぱが…」は、木漏れ日の中、さやさや葉がすれる音をイメージしてみてください。気持ちいいですよね。「蝉の声」は、夏が好きなので、みんみんでもジージーでも蝉の声を聴くと嬉しいです。

西向幸三さん < パーソナリティ>
Kozo Nishimukai
エフエム沖縄の人気番組ラヂオの中のラヂオ局「ゴールデンアワー」局長
2014年第51回ギャラクシー賞ラジオ部門で「DJ パーソナリティ賞」を受賞
* 野球場の音
* 沖縄の自然の音
* 子どもの笑い声
非日常感っていうんですかね。仕事や生活で辛いこともあるけど、野球場でボーっとしているときは、そんなこと考えないし、素晴らしい選手やアマチュアの子たちが動いている様を見ていると楽しいですね。
沖縄の波の音、蝉の声、鳥のさえずり、風の音。あとは、三線の音色とか。空港来て車に乗って三線の音色を聞くと、あぁ帰ってきたという。あとは沖縄の訛りも含めて。
もともと、子どもが苦手だったんです。どうやって接していいかわからなかったんで、すごく遠ざけていた部分はあるんですけど、自分の息子が生まれて、彼が笑うと僕も笑うし、彼が笑うと僕も笑うようになって。笑い声って、そうやって繋がっていく。そうなっていくと可愛くなっていくんですな~。子どもの笑い声が一番ですね。

加藤直裕さん<会社員>
Naohiro Katou
FMラジオ局勤務。音をこよなく愛する人
Recording date: 2015年9月1日
* 江ノ電の走行音
* 横浜港から船が出港する時の汽笛
* 線香花火の音
Naohiro's favorite sounds are travelling sound of Enoshima Dentesu trains, whistles of cargo-passenger ships leaving from Yokohama port and sounds of Japanese sparkler fireworks (Senkou Hanabi).

茂木雅世さん <日本茶アーティスト>
Masayo Moki
煎茶道 東阿部流 師範/茶育指導士
急須で淹れるお茶=煎茶をちょっとおもしろくします。いわゆる日本茶専門の「企画屋さん」兼パフォーマー。様々な人や企業を巻き込んで今までとはちょっと違うお茶のイベントを国内外問わず開催しまくる。日本のお茶専門ラジオ番組『NIPPON CHA・茶・CHA』(FM yokohama)放送中。
Recording date: 2015年9月14日
* 水の流れる音
* オーケストラのチューニング音
* 木の鈴
「水の流れる音」は、海よりもぽこぽこと泉で水が湧いてくる音や川のせせらぎの音が好きです。「オーケストラのチューニング音」は”これからはじまるんだ”というわくわくした気持ちになります。ときどき録音した音を家で聴いて癒されてます(笑)「木の鈴」は、ひのきや栗、ぶな、桜など、いろいろな木で作られた鈴があるんです。木の種類によって違うんですよ。
Masayo is a unique kind of artist, she has created a new tea ceremony where she combines the art of tea with fashon, music and art.
One of her favorite sounds is orchestra tuning their intruments before playing in front of an audience. She sometimes uses her pershonal device to record this and then will listen later for relaxation. Another favorite is the tinkling sound of wooden bells. Depending on the kind of tree - pine, cherry, chestnut - the bells make a different sound. And another favorite sound is the "pokopoko" sound of water streaming down a river.

谷口洋さん <会社員>
Hiroshi Taniguchi
ブラジルをこよなく愛する人。ブラジルを訪ねては日系移民の方のお話を聴きに行ったりしている。国内で旅する時も常にブラジルレストランをチェックし食べ歩いている。そんな驚きの行動も彼曰く「当然」とのこと。
Recording date: 2015年9月26日
* 無音 ~山の上の音~
* 雨音
* ポルトガル語
朝一番にアルプスなどの山に登ると、なにも音がしなくて「無音」のぜいたくを感じます。風のないときはなにか気配だけがする、かすかに山の音がするんです。ふだん生活しているといろんな音がする。山の上だとゆったりと時間が流れる。悠久のときを感じる貴重な時間です。 「雨音」は、さーさーからざーざーまで好きです。雨音でよく寝れます(笑) 「ポルトガル語」は、響きが好き。おばあちゃんがしゃべってるみたい、まるい響きがあります。名古屋の地下鉄に乗ると最後にポルトガル語のアナウンスが流れるんです。最後まで待ってそれを聴くと、郷愁を感じますね。
When he climbed up mountain like Alpes in the ealry morning, it was so quiet. He felt ultimate relaxing on the top of the mountain. It didn't blow the wind, but he felt atmospher of the mountain and hear a little sounds there. Usually he catches many noise in the city. On the mountain the time goes on slowly, he thinks a long lapse time. Hiroshi likes also "the sound of rain" both sounds of hard and weak. He can sleep well hearing the sound of rain. Hiroshi loves "the sounds of Portuguese language". Prtuguese is similar with talking by old women, the sound is soft for him. When he rode a subway in Nagoya, he heard an announcement in Portuguese and felt nostalgia "saudade" by it.

吉村民さん <パーソナリティ>
Tami Yoshimura
FMヨコハマ「探せ!お宝!鑑定ラジオ」やJFN「キキタビ」などのラジオ番組を担当している他、テレビ番組のレポーターなどでも活躍している。歴史好きの歴女である一方、ダイビングやスノーボードなどを行うアクティブな面も。近頃は鑑定士としても日々勉強中である。
ブログ:http://ameblo.jp/ttaammii/
Recording date: 2015年9月30日
* ヒグラシの声
* 鉄の風鈴の音
* 田んぼのカエルの声
「ヒグラシ」は小学生のころから聴くと無条件に切なさときれいさを感じていて。夏の夕方にヒグラシの声を聴きながら畳に寝っころがるのが好きです。「風鈴」は鉄の風鈴だとすごくきれいな音がするなぁと思って。それこそ風が涼しくなるような気がします。鉄の音が好きなのかなぁ。実は、今、欲しい鈴があって。コシチャイム・イグニスっていうんですけど。「田んぼのカエルの声」はすごく好きです。母の実家が新潟なんですね。小さいころ、毎年、夏休みになると二週間くらいずっと新潟に行っていたので、カエルの声を聴くと小さいころの思い出を思い出すし、田んぼの香りとカエルの声が懐かしいし癒されていいなぁと思います。

あささん <事務員>
Asa
スペイン語堪能の才女。穏やかなほほ笑みを浮かべながら、仕事のときはびしびしっと仕切っていく。その半面、ぽわーんとして少女のようなところもある素敵な女性。「好きな音は?」の質問に、「うーん」と考えこみ、じっくり時間をかけてお答え頂きました。
Recording date: 2015年10月10日
* 雪が降っているときの静まりかえった音
* 船の走っている音
* 波打ち際の音
雪が降っているときの、音が吸収されて静まりかえった音が好きです。それから「船の走っている音」は、子どものころ金沢八景で育ったのですが、マンションの天井に湾の水面がキラキラ反射し、そこに船のぽんぽんぽんぽんという音が重なっていました。それが子どものころの思い出です。あとは、ざぶーんざぶーんという波の音が好きですね。強くても弱くてもかまいません。波の音が好きです。

Carolineさん
<Aspiring Merchandise Producer, English Coach>Recording date: 2015年10月20日
アメリカ出身、現在クアラルンプール在住。日本にも数年滞在していたことがある。アメリカからDJを呼んでクラブイベントを主催したり、テキスタイルのデザインなども行っている。
* announcements in Tokyo (airport/train)
* birds chiping
* temple chime in Nishi-Azabu
I feel about announcements in Tokyo (airport/train) perhaps as Mieda-san feels about the Paris Airport! :) ... and I am a pretty big fan of birds chirping mixed with the sound of a breeze. And I really miss the sound of the 5 O'Clock chime from the temple in Nishi-Azabu! Especially at this time of year. What a great time of year!!

栗原治久さん <DJ&Radio DJ>
Haruhisa Kurihara
東京都江戸川区生まれ
1992年にFm yokohamaのDJコンテストで優勝しラジオ業界に。2001年からFm yokohamaの”MORNING STEPS”(月~木AM6:00~9:00OA)を担当。ラジオパーソナリティの仕事はもちろん定期的にイベントを企画しクラブDJとしても活躍。
Recording date: 2015年10月29日
* 汽笛の音
* ディスコの店先で聞こえてくる中の音
* 客席の笑い声
「汽笛の音」は、ヨコハマに住んでいると年中聞こえてくるからです。
「ディスコの店先で聞こえてくる中の音」は、わくわくさせてくれる音だから。そして客席の笑い声は、イベントがうまくいっている証しだなぁと思うので好きですね。

小田優子さん < Chef >
Yuko Oda
京都生まれ
東京の西麻布にあるRainy Day Bookstore& Cafeの店長。日替わりのランチの美味しさはもちろん、パンケーキや焼き菓子もお手のもの。ついつい長居をしてしまう心地良いRainy Dayの空間は、彼女がつくっている空気感に他ならない。
Recording date: 2016年5月20日
* カフェで聴こえてくる食器の音
* 飲みきったグラスで氷がかたーんという音
* 水琴窟の音
ドゥマゴパリ(渋谷・Bunkamura)の1階にいると地下1階から食器の音が聴こえてきます。吹き抜けになっているので、響きがすごくいいんです。この音が好きです。大手町のDEAN&DELUCA CAFESも、大理石が使われていてフォークとかおとすときれいな音が響くので好きですね。「水琴窟」は、みんな好きですよね?! 以前、お客さんで水琴窟の音がする増上寺のお守り(水琴鈴)の根付を持っていた方がいて、すごくきれいだなぁと思いました。

三澤えみさん < housewife >
Emi Misawa
京都生まれ
温泉好きで、特技は天然酵母でのパン作り。「美」を愛する心優しい女性。ときおり、心の奥にあるパンク魂をちらりとのぞかせることも…。日本茶応援団のメンバーとして表参道の山陽堂ギャラリーで、日本茶をふるまう活動も行っている。
Recording date: 2016年6月8日
* シャンパンの泡がはじける音
* 犬の爪がフローリングにかつかつあたる音
* 息子の寝息の音
「シャンパンの泡がはじける音」を聴くとなんだか幸せな気持ちになります。色もきれいですし。小さい頃はパチパチキャンディが好きでした。パチパチするのが、”自分だけのもの”という感じがするからかもしれません。「犬の爪が…」は、犬の爪、切ってあげきゃなあと思うので。「息子の寝息の音」は…息子は中学生ですが、まだたまに怖くて眠れないと言ってベッドに入ってくるときやお昼寝しているときとかにスーッという寝息をたてています。これを聴くと懐かしいというか…、10年くらいそばにあったものなのでやっぱり愛おしいですね。

高梨晃さん < Japanese tea farmer >
Akira Takanashi
神奈川県秦野生まれ
秦野の高梨茶園の四代目。丁寧なお茶づくり、美味しく安全なお茶づくりにこだわり日夜研鑽を重ねている人。手もみ茶の指導も行っている。
Recording date: 2016年7月2日
* 川の音
* 鳥の声
* 風の音
普通ですけど…日常のなかで、自分が聴けてほっとする音ですね。気分転換するときとかは、海の音とかも好きですけど、この3つが好きですね。風の音は、竹林の中を風が通ると、竹が揺れてあって、かこ~んっという音がします。これがまたいいんですよね。

糸数美樹さん < パーソナリティ・タレント>
Miki Itokazu
エフエム沖縄「ゴールデンアワー」でパーソナリティ。「ミキトニー」の愛称で、ローカルタレントとして活躍しているほか、結婚披露宴司会、イベント司会、ナレーションなども務める。
* 人の声
* 沖縄の夜の海の音
* 沖縄の音楽
人が好きで、人に支えられて、今の私がいる。
心が折れそうになったときとかは、心の充電をしに夜の海に行って、波の音を聞いて、1時間ぐらいボーっとして「よしっ帰ろう」みたいな。私が唯一リセットできる音が「沖縄の夜の海の音」。月に照らされた海があって、さざ波というか、ザザザザザーザザザザザーって。昼場の海の音は、割と、ゴーっとしている感じなんですけど。
東京の大学に通っていたときに、沖縄料理屋さんでアルバイトをしていて、ずっと沖縄の曲が流れていた。ネーネーズの「黄金の花」とか聞きながら“私の帰る場所がある”って、心の支えになっていました。三線の音色が好きなんですよね。実家の隣に三線教室があって、夏の時期は夜になると三線の音色が聞こえてくるんですよ。これを聞くと“あぁ、お家に帰ってきた”っていう感覚がある。